高血圧
脳卒中・心臓病の予防に血圧コントロールは重要です!
高血圧は日本人には非常に多い病気で40~74歳の人のうち男性は約6割、女性は約4割が高血圧と言われています。
高血圧はほっておくと心不全や狭心症、心筋梗塞といった心臓や血管の病気になったり、
脳出血、脳梗塞の原因となります。
成人における血圧はガイドラインでは以下のようになっています。
成人における血圧値の分類
※引用元:厚生労働省「高血圧治療ガイドライン2020年版」
症状 | のぼせ、めまい、頭痛、肩こりなどを自覚する方がいます。 自覚症状が無い場合が多いです。 |
診療の流れ | ・問診、血圧測定 |
治療方針 | ・生活習慣の改善(食事、運動習慣) ・必要であれば内服薬で治療を進めます。 |
お薬の特徴 | 高血圧を治療するお薬は、様々な種類があります。ご自身に合った内服薬を見つけて、きちんと服用することが大切です。 |
指導・アドバイス等 | 遺伝的な要因もありますが、生活習慣を整えることが大切です。 放っておくと脳や心臓などの命に関わる病気を引き起こすリスクもあり、予防のためにも早期に治療と生活習慣を正すことが大切です。 |
高血圧の種類や特徴 | 脂質異常症や糖尿病を合併していることが多いので、健康診断での指摘を受けたことがある方や、健診を受けていない方は早めに受診しましょう。 |
脂質異常症
放置していると大変!脂質異常症
脂質異常症とは、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が多すぎたり、善玉コレステロールが少なすぎる生活習慣病です。放置すると血中の脂質は増え続け、いわゆるドロドロ血液の状態になります。その状態により動脈硬化を引き起こしてしまいます。さらに放っておくと心筋梗塞や脳梗塞といった重篤な症状を招いてしまいます。
症状 | それ自体に大きな自覚症状はありませんが、動脈硬化を引きおこす原因の一つとされています。 血液中の脂質であるLDLコレステロールが高くなる場合、HDLコレステロールが少なくなる場合、中性脂肪が高くなる場合などがあります。 |
診療の流れ | 診察と血液検査を行います。 |
治療方針 | ・生活習慣の改善(食習慣、運動習慣など) ・必要に応じた内服薬の処方をいたします。 |
お薬の特徴 | 脂質異常症のお薬は、患者さんの状態によって様々な種類があります。 不要なコレステロールを運搬して分解するお薬や、コレステロールの吸収を妨げるお薬、中性脂肪の分解を促進したり、作られにくくしたりするお薬があります。 |
指導・アドバイス等 | 遺伝的な要因もありますが、生活習慣の改善が大切です。 食事、運動、睡眠のバランスを整え、規則正しい生活を心がけましょう。 |
治療費の目安 |
糖尿病
糖尿病によっていくつもの合併症がでてくる可能性があります!
糖尿病とは、エネルギー源を必要としている細胞に、ブドウ糖がうまく運ばれず、血液中に溢れてしまう状態が続き、からだ全体のエネルギーが不足する疾患です。
血液中のブドウ糖の濃度が高くなった状態をいわゆる高血糖と呼んでいます。
持続的な高血糖によって全身の血管が障がいされます。
神経や目、腎臓などの細い血管が障がいされる細小血管障害と心臓や脳などの大きな血管が障がいされておこる心筋梗塞や脳卒中などの大血管障害があります。
症状 | 代表的な症状としては以下のようなものがあります。 ・体がだるい ・喉が渇く ・(何もしてないのに)体重が減る ・尿の量が増える |
診療の流れ | ・診察後、血液検査を行い、血糖や代謝の状態を調べます。 |
治療方針 | ・生活習慣の改善(食習慣、運動習慣) ・必要に応じて内服薬治療 |
お薬の特徴 | 糖尿病のお薬は、様々な種類があり、患者さんの状態に合うお薬をきちんと判断して処方します。 |
指導・アドバイス等 | 遺伝的な要因もありますが、生活習慣を見直すことはとても重要です。 食事や運動を中心に、健康的な生活習慣を身につけることが大切です。 |
糖尿病の種類と特徴 | Ⅰ型糖尿病とⅡ型糖尿病があります。 Ⅰ型糖尿病は、膵臓でインスリンを作る細胞が壊れてしまうことで血糖値を調節できなくなってしまう病気です。詳しい原因はまだ分かっていません。糖尿病の患者さんのうち10%以下の割合です。治療にはインスリンをご自身で注射する方法が主流です。 Ⅱ型糖尿病 インスリンの働きが低下してしまうことや、インスリンの量が減ってしまうことで起こるとされています。血糖値の上昇は血管を傷つけてしまい、動脈硬化をはじめとして様々な臓器に悪影響を及ぼす可能性があります。 |
感昌(かぜ)
早期受診をお勧めします!
ご高齢の方は、無熱でも肺炎になっていることがあり、胸部レントゲン検査や血液検査を受けられことをお勧めします。
感冒はウイルス感染だから抗生物質は効かないと言われる方がいますが、上気道粘膜に細菌が混合感染する場合もしばしばあります。
「たかが風邪」などと考えず受診することを是非お勧めします。
花粉症
花粉症治療はお早めに!!
花粉症の症状軽減には早めの治療が大切です。 花粉症の症状や重症度は人それぞれに異なります。原因となるアレルギー物質も、場合によっては花粉でないこともあります。薬の効果や体に合うかなど、個人差もあります。花粉症のような症状を感じたら、きちんと病院で診断を受けて、あなたに合った治療を行うことが大切です。