回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟って?
回復期リハビリテーション病棟とは、脳梗塞等の脳血管疾患や、大腿骨骨折の手術のために急性期病院で治療を受けた後に入院していただく病棟となります。症状が安定しはじめたこに時期に、集中的なリハビリテーションを実施することで、疾患により低下してしまった能力の向上を目指します。
患者様一人ひとりにあった医療・リハビリテーションの提供
医師・看護師・介護職の他、病棟専属の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士や栄養士・薬剤師等が連携を密にし、患者様一人ひとりにあった医療・リハビリテーションの提供を行っております。
在宅復帰率70.8%・日常生活機能評価が3点以上改善した患者様は70.2%
当院の平成25年度の対象患者様の在宅復帰率は71.8%、日常生活機能評価が3点以上改善した患者様は70.2%であり、比較的重篤な症状の患者様についても、できる限り患者様・ご家族様のご希望に添えるよう、リハビリテーションを行っております。
【対象疾患】
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経症、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後、又は義肢装着訓練を要する状態。
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷、頭部外傷を含む多部位外傷の発症又は手術後。
大腿骨、骨盤、脊髄、股関節又は膝関節、2肢以上の多発骨折の発症又は手術後
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後
大腿骨、骨盤、脊髄、股関節又は膝関節又は神経、筋又は靭帯損傷後
具体的な疾患名等に関して、ご不明な点がありましたら、当院医療相談員までお問い合わせくださいますよう宜しくお願い申し上げます。
医療療養病棟(リハビリテーション)病棟
医療療養病棟とは?
医療療養病棟とは、急性期における治療を終えても引き続き医療提供の必要性が高く、長期にわたって療養を必要とする患者様に対して、医療保険を用いて医療サービスを提供する病棟となります。
当院におきましては、患者様の状態に応じた医療を提供する他、脳血管疾患・運動器疾患・呼吸器疾患等の患者様の個々の状態に応じて、できる限り積極的にリハビリテーションを行っております。その結果、平成25年の在宅復帰率は58.1%と、全国平均43.8%に比べて高い水準をキープしております(日本慢性期医療協会発表 平成25年集計結果)。
また、気管切開・経管栄養・吸引・酸素吸入等、比較的医療区分の高い患者様につきましてもご相談に応じておりますので、当院相談員にお声かけください。