しゅうこあんじん
修 己 安 人
2025年、乙巳(きのとみ)年がスタート致しました。医療界はコロナが明けたのは良かったのですが、物価高と相まって病院界はほとんどの病院が赤字経営となり大変厳しい状況です。
そんな中、私たち和風会は「自解向前」のテーマの下、昨年一年間スタッフの皆が前向きに仕事に取り組み、その努力により奇跡的な成果を修めることができました。
現在、日本は自民・公明与党が過半数を切ってしまい石破内閣のもと綱渡りの国会運営が続いております。アメリカではついにトランプ政権が復活することになってしまいました。そしてシリアが崩壊し、アサド大統領はロシアに亡命し、ウクライナ・イスラエル・パレスチナの問題、ヨーロッパ、中東はまだまだ予断を許さない状況が続いております。すばらしい事と言えば、パリオリンピックで日本が金20、銀12、銅13と過去最高の成績を収めた事、ドジャース移籍1年目で大谷選手が50/50をはじめ、とんでもない成績を収めた事でしょうか。そしてここにきて日本被団協がノーベル平和賞を頂きましたが、これにより世界は平和に向かうのでしょうか。
そんな状況下で迎えた2025年は易によりますと「雷地予(らいちよ)」の年であります。その意味は「予め準備をしなさい。喜び・楽しみを得るには本質を見失うな、怠るな、しっかりした準備を行い無理なく慎重に事を進めよ」という意味となります。そして誠意・信頼・連携の関係を大切にすることにより生まれる心のつながりが順調な運営をもたらすということです。
そこで、和風会の今年のテーマは「修己安人(しゅうこあんじん)」であります。
この言葉は孔子の教えでありますが、今の一万円札の渋沢栄一の仕事の基本姿勢になった言葉です。自分を磨き、謙虚さを大切にし、人のためにつくす。まさに我々が行わなければならないテーマであります。事に当たる時は、しっかりした準備をし、無理なく、誠意をもって連携を測り、患者様の為につくして頂きたいと思います。
今年のテーマ「修己安人(しゅうこあんじん)」のテーマのもと、一人一人がしっかりと修練をつみ、一人でも多くの患者様の為にまた1年間皆さんよろしくお願い致します。


