部門紹介

診療内容と対象疾患

 当院外科は4名の常勤医師に加え、数名の非常勤医師の支援を得て外来、入院、内視鏡検査、手術等の診療を実施しています。日本外科学会及び日本消化器外科学会から防衛医大外科の関連施設として認定されており、2016年8月から防衛医大外科専門研修を当院でも実施しています。また、2017年12月に日本消化器内視鏡学会の指導施設として認定されています

急性腹症に対する治療

 当院外科は救急病院として腹痛等で手術の要否、そのタイミング、さらに高次救急病院へ搬送の是非の判断を必要とする疾患、所謂急性腹症に対し常に臨戦態勢にあるということが一番の特徴であります。そのため救急車受け入れ台数や近隣の病院、クリニックからの紹介件数もかなり多くそれが手術症例数に直結していると言えます。2019年度の当院外科手術症例の約30%はこのような胆嚢炎や虫垂炎、腸閉塞や消化管穿孔といった腹膜炎等の急性腹症に対する手術となっています。

低侵襲手術への取り組み

 また、腹腔鏡手術を中心と下低侵襲手術にも積極的に取り組んでいます。特に2015年度に導入した鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP)は増加しており2017年度には年間100例に達し、2019年は127例でした。急性疾患である胆嚢炎や虫垂炎に対しても殆どの症例で腹腔鏡下手術を実施しております。さらに胃・大腸癌等の悪性疾患に対しても病期を選んで腹腔鏡下切除術を選択しており、2019年度は手術症例の70%が腹腔鏡下手術となっています。

悪性腫瘍に対する治療

 一方で悪性腫瘍に対する治療に関しては、がん診療指定病院である防衛医大病院と連携を取りつつ、胃・大腸等の消化器癌に対する手術を実施するとともに、近年多様化してきた化学療法や疼痛管理を中心とした緩和医療にも対応しています。手術件数は増加しており2019年度は胃癌15例、大腸癌78例でした。化学療法を積極的に行う必要のある症例に対しては中心静脈がん化学療法用埋込型カテーテル(CVポート)を挿入し、外来あるいは入院にて化学療法を実施しています。近隣のクリニックからのCVポート挿入依頼にも積極的に対応しています。

 緩和医療の一環として、覆水貯留に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)や麻痺性イレウス等に対する高気圧酸素治療(HBO)、経口摂取困難症例に対する胃瘻造設(PEG)も積極的に実施しています。また、通院困難になった患者さんに対しては相談室を通じて療養病院や緩和病棟へ転院や在宅医療への移行等、癌治療の始まりから終末期医療まで切れ目のない医療の提供に関与することで厚い信頼を得ています。

認定施設

日本外科学会関連施設
日本消化器外科学会関連施設
日本消化器内視鏡学会指導施設
日本がん治療認定医機構がん治療認定研修施設

業績(論文・口演等

第61回所沢市東部地区診療連携フォーラム(所沢)、2017年9月25日、内田剛史、

当院外科診療の現状〜ピロリ除菌からがん緩和治療まで〜

第30回日本内視鏡外科学会(京都)、2017年12月9日、土屋智、大草康、内田剛史、松本淳、

EP157-01腹腔鏡観察により診断しえたDe Garengeot Herniaの1例。

第80回日本臨床外科学会総会(品川)、2018年11月24日、川内隆幸、大草康、松本淳、内田剛史、辻本広紀、上野秀樹、

27保存的治療で軽快した門脈ガス血症の1例。

所沢市東部地区診療連携フォーラム(所沢)、2019年5月27日、松本淳、 最近の慢性便秘症治療の実態。

実績

スタッフ紹介

常勤医師

外科部長
大草 康(おおくさ やすし)

ご挨拶・モットー

 昭和63年に防衛医大を卒業し自衛隊病院等で勤務した後、平成28年8月に当院に着任しました。消化器一般外科を専門とし、主に消化器疾患を担当しております。

 当院の強みは、院内の他診療科及び近隣の医療機関との連携が充実していることだと考えます。また、日本外科学会及び日本消化器外科学会の専門医制度における防衛医大外科の関連施設として認定され専門研修医の受け入れ態勢を整えております。このような体制の元、外科の精鋭3名とともに専門医4人で、さらに安全で質の高い医療を提供することにより、患者の皆様に安心して治療を受けていただけるよう努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。

出身大学
  • 防衛医科大学校(昭和63年卒)
学位・専門医
  • 医学博士
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会指導医・専門医
  • 日本消化器内視鏡学会指導医・専門医
  • ICD制度協議会ICD (インフェクション・コントロール・ドクター)
  • 日本臨床外科学会評議員

松本 淳(まつもと あつし)

ご挨拶・モットー

主に消化器良性・悪性疾患を扱ってます。治療方針を考える上でのモットーは「自分が患者さんの立場なら、どうして欲しいか?」です。良性疾患では過敏性腸症候群等の消化管(胃・腸)機能的疾患、悪性疾患ではがん化学療法に力を入れています。時代の流れに遅れないよう、各種学会には、なるべく参加するようにしています。消化器に関することなら、いつでもどうぞお尋ね下さい。

出身大学
  • 防衛医科大学校(平成7年卒)
学位・専門医
  • 医学博士
  • 日本外科学会専門医
  • 日本がん治療医機構がん治療認定医
  • 日本がん治療医機構がん診療緩和ケア研修終了者
  • ICD制度協議会ICD (インフェクション・コントロール・ドクター)
2017年業績(論文・口演等)

第61回所沢市東部地区診療連携フォーラム、2017年9月25日
内田剛史
当院外科診療の現状〜ピロリ除菌からがん緩和治療まで〜

第30回日本内視鏡外科学会総会、2017年12月9日
土屋智、大草康、内田剛史、辻本広紀
腹腔鏡観察により診断しえたDe Garengeot Herniaの1例

下位 洋史(しもい ひろし)

ご挨拶・モットー

消化器・一般外科医として、杏林大学病院、多摩北部医療センター、外科等で修練してまいりました。上下部消化管疾患治療、胆道系疾患治療の他、鼠径ヘルニアや、臍ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニアなど、腹壁ヘルニア手術を担当させていただきます。所沢の皆様のお役に立てます様、頑張ります。宜しくお願いします。

出身大学
  • 杏林大学(平成4年卒)
認定医・専門医等
  • 外科専門医
  • 日本DMAT隊員

中村 康弘(なかむら やすひろ)

ご挨拶・モットー

近年、医療技術、機器の進歩によって、腹腔鏡というお腹の中を観察するカメラを併用することで小さな創でも安全で細かな手術ができるようになってきました。
当院も腹腔鏡下手術を積極的に取り入れており、私は胃癌、大腸癌、直腸癌をはじめとする上下部消化管疾患はもちろん、胆嚢の結石やポリープに対する胆嚢摘出、鼠径部のヘルニア手術、腸閉塞、虫垂炎などに対する腹腔鏡手術を担当させて頂きます。
宜しくお願いいたします

出身大学
  • 杏林大学(平成21年卒)
専門領域

上下部消化管疾患、肝胆道系疾患、ヘルニア

認定医・専門医等
  • 日本外科学会専門医
  • 難病指定医
  • 痔核に対する4段階注射法

非常勤医師

氏名専門領域 
岩崎 寿光一般外科
齋藤 大蔵一般外科
高畑 りさ一般外科
菅澤 英一一般外科
北 幸紘形成外科
志水 正史血管外科
竹内 昌乳腺外科
辻本 広紀上部消化管外科

外来担当表