整形外科とは 

整形外科では、筋・腱(靭帯を含む)・神経・骨折(四肢骨・脊椎) などの治療を行っており、リウマチ治療にも対応しています。人口の高齢化に伴い、患者数は年々増加しています。当院は急性期医療を担う病院であるため、手術症例は骨折治療を中心 に行っています。一方、外来では加齢に伴う変性疾患(腰痛や肩・膝の痛みなど)の患者さんが多く来院されます。手術後のリハビリは、当院関連の所沢リハビリテーション病院で回復期リハビリを行うほか、近隣の回復期リハビリ病院でも支援を受けています。

2023年手術の要約

2023年度手術の要約

2022年手術の要約

2022手術

2021年手術の要約

2021ope

手術件数(過去10年間)

20200422111932970

大腿骨頚部骨折について

大腿骨頚部骨折 は、全国で年間17万人以上発生しており、高齢化に伴い今後10~20年で年間25万人以上に増加すると予測されています。当院でも手術件数の多い疾患の一つです。大腿骨頚部骨折では、痛みにより歩行が困難になることが多く、原則として手術治療を行います。手術の目的は、骨折部を固定することで痛みを軽減し、早期離床・早期リハビリを可能にすることです。

以下に、当院で行った手術例をご紹介します。

A.転子部骨折:ガンマネイル固定

手術後は、翌日からリハビリを開始 します。手術2日目には車いすでの移動を始めます。骨折の不安定性にもよりますが、早期に荷重をかけながら歩行訓練を行います。

B. 頚部内側骨折

骨頭への血流が得られにくいため、原則として人工骨頭挿入術 を行います。これにより、早期に荷重をかけることが可能となり、手術翌日からリハビリを開始します。手術2日目には車いすでの移動や歩行訓練も行い、早期の日常生活復帰を目指します。
合併症としては、人工骨頭の脱臼のリスクがあります。そのため、股関節の深屈曲をしないよう、リハビリや日常生活の指導を行っています。

スタッフ紹介

常勤医師

整形外科部長
新行内 義博(しんぎょううち よしひろ)

ご挨拶・モットー

昭和57年、防衛医大卒、大学で研修後、自衛隊病院に勤務し、平成7年から21年まで15年間、志木市民病院整形外科に勤務、平成22年4月から当院に勤務しています。
得意分野は主に上肢の骨折や腱縫合ですが、当院の特性上骨折外傷中心の治療を行っており、昨年度の骨折手術症例は211件でした。中でも高齢者に多い大腿骨骨折は、75例と最も多くを占めています。
患者様の痛みを早く取って差し上げる為に、原則受傷後2・3日以内に手術を出来るよう努めています。

学位・専門医
  • 日本整形外科学会認定専門医
  • 日本リウマチ学会認定リウマチ専門医

上村 民子(かみむら たみこ)

ご挨拶・モットー

膝関節外科、スポーツ整形外科分野を専門としています。とくに関節鏡視下手術を含む半月板治療については高い専門性と幅広い治療の選択肢をご提供させていただいています。

出身大学
  • 杏林大学医学部(平成3年卒)
専門領域
  • 膝関節外科
  • 関節鏡学
  • スポーツ整形外科
  • リハビリテーション医学
認定医・専門医等
膝関節鏡視下半月板修復術に関する近年の業績

上村医師の論文が北米関節鏡学会公式ジャーナルArthroscopyの表紙を飾りました。

德永 建路(とくなが けんじ)

ご挨拶・モットー

脊椎外科を専門としています。他、関節外科、外傷、スポーツ整形外科などの治療も実施しています。

出身大学

山形大学(平成4年卒)

専門領域
  • 脊椎外科
  • 関節外科
  • 一般整形外科・外傷
  • スポーツ整形外科
認定医・専門医
  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本整形外科学会 脊椎脊髄病医
  • 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科指導医
  • 日本スポーツ協会 スポーツドクター
  • 麻酔科標榜医
その他

脊椎手術は、主として顕微鏡を用いて安全で丁寧な手術を心がけています。また、最近は御高齢の患者さんに多い腰椎、胸椎圧迫骨折に対して椎体形成術(BKPなど)を積極的に実施しております。気軽に御相談ください。

氏名専門領域 
後藤 治彦
高島 瑶子
髙栁 正俊
小泉 憲之一般
鈴木 孝典一般
増岡 一典脊椎
中川 敬博脊椎
前田 祥宏  脊椎
本強矢 隆生脊椎
高野 弘充脊椎
吉原 愛雄
久島 雄宇上肢
米原 周吾上肢
朱田 尚徳スポーツ 
井上 純一
諸橋 彰
その他担当医