部門紹介

2017年9月に病床数を160床へ増床し、薬剤師も8名体制に増員しました。現在は4病棟に対して病棟薬剤師業務を展開し、抗がん剤や高カロリー輸液の混注業務も行っています。
外来では、薬剤管理、自己注射指導、予約入院患者の持参薬確認に加え、外来化学療法室における服薬指導や副作用マネジメントなどにも取り組んでいます。さらに、手術室における薬剤管理も実施しています。

2018年度実績

2012年度の診療報酬改定で「病棟薬剤業務加算」が新設されました。これは、すべての入院患者様を対象に、薬剤師が病棟で薬剤関連業務を実施し、医療従事者の負担軽減や薬物療法の質の向上に寄与した場合に算定されるものです。従来の「服薬指導」が処方薬の説明を中心としていたのに対し、本加算に基づく業務では、薬歴や副作用情報の把握、医薬品情報の活用、投与前の安全性確認、持参薬のチェック、抗菌薬のTDMに基づく投与量の提案、患者様の症状や病態を踏まえた処方提案など、処方前から関与する包括的な薬学的ケアを行います。
当院では、4病棟に6名の薬剤師を配置し、切れ目のない病棟薬剤業務を実施しています。

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スタッフ紹介

薬剤師 8名(うち 公認スポーツファーマシスト 1名)

スポーツファーマシストとは?

公認スポーツファーマシストとは、最新のアンチ・ドーピング規則に関する知識を有する薬剤師のことです。2009年より(公財)日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が「公認スポーツファーマシスト認定制度」を開始し、養成を行っています。
この資格を持つ薬剤師は、オリンピックを目指すアスリートや国体選手などの競技者に対し、薬の正しい使用方法の指導や、薬に関する健康教育を行うことができます。また、一般の方々に向けた普及・啓発活動を通じて、アンチ・ドーピング活動を支える役割も担っています。

当院のスポーツファーマシストをご活用ください

風邪をひいたりケガをしたときに使用する薬の中には、禁止物質が含まれている場合があります。スポーツファーマシストに相談することで、「うっかりドーピング」を防ぐことができます。
禁止物質は、病院で処方される薬だけでなく、市販されている漢方薬やサプリメントに含まれていることもあります。知らずに服用した場合でもドーピング違反となってしまいます。また、治療のために処方された薬であっても、禁止薬物に該当する場合は所定の手続きを行わなければ違反となります。
ドーピング検査を受ける可能性のあるトップアスリートの方(プロスポーツ選手、オリンピック選手、国体・国際大会レベルの選手など)は、当院の整形外科スポーツ外来までお気軽にご相談ください。

JADA(日本アンチ・ドーピング機構)公式サイト